不思議の国の息子くん

小さな宇宙人のような、小さな哲学者のような息子(2012年生まれ)、高機能自閉症の白玉(しらたま)との日々を綴り、詩のようなものも書いています。

泣きスイッチ【忘れもの】

白玉は本当によく泣きます。

年長さんの今でも泣かない日がないくらい、毎日なんやかんや泣いています。

 

泣きスイッチがONになってしまうことの1つに【忘れもの】があって、忘れものはNG!だと十分わかっているのに……やっちまうんです。わたしが💦

 

先日、幼稚園に行く準備をしてマンションのエレベーターを下り、信号を渡り、バス停に着いたときのことです。

「あっ!しまった!水筒忘れた!」と気付きまして。でも、もうすぐ園のバスがお迎えに来てしまうし、家に取りに戻る時間はないし……。

 

すると、白玉が「うえーん!!」と泣き出してしまい(そうなるわな)、 

「白玉、ごめん‼ ママがあとで自転車で幼稚園まで水筒を届けに行くから、白玉は何も心配しないで大丈夫だよ‼」

と言ったのですが、今ここに水筒がない‼ ともうだめな白玉。

いつも持っている水筒がないままで、いつものようにバスに乗って幼稚園に行く、なんて白玉には考えられないのです。

 

「今から家に水筒を取りに戻るとバスには乗れないよ。今日は自転車で幼稚園に行く?それとも、ママがあとで幼稚園に水筒を届けるから白玉はバスで幼稚園に行く?どっちがいい?」

そう聞くと、「ママと自転車で行く」と泣きながらも答えてくれました。

 

家に水筒を取りに戻ってから自転車に乗ると、白玉も安心して元気におしゃべりをしていたのでほっとしていたのですが、幼稚園に着いたとたんに表情が曇り始めて……あれあれ?? 自転車から降りるのを拒否!! 

「ママと……一緒にいたい……うぇーん!!」

あちゃー(>_<)💦

 

抱き抱えて自転車から降ろし、ひとまずぎゅうーっと抱きしめて落ち着かせ、必死の説得で幼稚園の中に一緒に入りました。

が、上履きに履き替えた後も「ママと離れたくない」と、しがみついて泣いていました。

 

後から来た年少さんや年中さんたちがパパやママとあっさりとバイバイして中に入っていくのを、白玉を抱きしめながら何とも言えない気持ちで見つめていました。

 

すると、副園長が担任の先生を呼んできてくださって、担任の先生はいろいろな話をしてくださって「今日はこんなことしようか?」とお楽しみを提案したり、白玉の気持ちを上手にゆるませてくださって、10分くらいかかりましたが無事にお部屋に連れていってもらいました。

 

ひとつ何かで崩れてしまうと、そのあとも些細なことで崩れやすくなるので、朝は本当に大事。

忘れものごときで……と、わたしなんかは思っちゃうのですが、白玉にとっては【あるはずのものがない】という状況がひどく落ち着かなくて、それだけで不安定になってしまうのです。

 

「ま、いっか」で済ますことができないから、すごくしんどいだろうなぁ……と思うのですが、それに反して母のあずきはうっかりやで忘れものが多く、「ま、いっか」が口癖という……ね。

白玉とわたし、足して2で割れたらちょうど良いんだけどな。。

 

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