不思議の国の息子くん

小さな宇宙人のような、小さな哲学者のような息子(2012年生まれ)、高機能自閉症の白玉(しらたま)との日々を綴り、詩のようなものも書いています。

小学校見学に行ってきた②

前回、初めて小学校見学に行った時のことを書きました。

その後に就学相談があったのですが、その時に診断書と担当医の意見書、白玉の特徴を簡単にまとめたレポート(サポートブックのようなもの) を教育委員会の方に見て頂いたところ、

「ぜひこれらの書類を小学校の校長に渡してください。学校側もこのような資料をもらえるととても助かるんです。」

ということで、もう一度小学校へ行くことになりました。

 

教育委員会の方が、「白玉くんの不安解消になるなら何度でも学校に連れていってあげてください」とおっしゃってくださって、次も白玉が嫌がらなかったら連れていこうと思いました。

 

「用事があってママはもう一度小学校に行くんだけど、白玉も行く?」

と聞くと、白玉は少し考えて

「行く!またあのおもしろい先生に会いたいし、違うクラスも見たいから」

と言うので、一緒に行くことになりました。

 

白玉は前ほど緊張していなくて、出迎えてくださった教頭先生にも「こんにちは」と、しっかりご挨拶できました。

 

前はわたしの陰に隠れるようにして、ほとんどしゃべらなかったのですが、今回はあちこち見回して

「この絵、覚えてる!」とか、

「あ!考える人だ~!」(←銅像を見て)

と、結構リラックスしている様子でした。

 

教頭先生にも「前の時より元気があるね~!2回目だからちょっと慣れたのかな」と言われていました(~_~;)

 

持参した資料を渡すと、「これはわかりやすい」と、白玉の特徴をまとめたレポートをとても熱心に読んでくださって、コピーをとって今後白玉に関わる先生たちでサポートの参考にさせて頂きますと言ってくれました。

 

学校側も発達障害の子どもたちにどのようにサポートすればよいのか講習を受けたりして学んではいるけれども、やはり一人一人違うので、サポートブックのようなもので対処の仕方などを伝えてもらうほうが助かるとお話されていました。

 

《こういう時はこうしてください!》

というのではなくて、

《こういう時はこうすると早く落ち着くことができます》

ということを学校側にも知らせておくのは、やっぱり必要かなと思います。

 

保護者サイドから学校に対して要望を押し付けるというのではなく、【情報の共有】というのが大切なんだと思います。

 

 

 

せっかくなので今日も見学して行かれますか?と聞かれて、「ぜひ見学させてください」とお願いしました。

 

前回、見れなかった情緒クラスへ連れていってもらうと、先生1人と6年生の男の子1人が向かい合って座って、お話をしていました。 

 

男の子は最初わたしたちを見て、何⁉って驚いた様子だったけど、

「こんにちは。少しだけ見学させてもらいに来ました。」と言うと、

「どうぞどうぞー。」と、ちょっと恥ずかしがりながら受け入れてくれました。'

そして、白玉に「これ僕が作ったやつ。欲しかったら持って帰っていいよ。」とペーパークラフトの《おすし》を見せてくれて、白玉はその出来映えに「おぉ~」と驚いてました。せっかくの素敵な力作なので、「見せてくれてありがとう」とお礼だけ言って元の場所へ飾っておきました。

 

支援の先生が「今は、彼の相談事を聞いていたんですよ~」と笑顔で教えてくれました。

普通級とは違ってとてもアットホームな感じです。

こういう場があるのって、やっぱりいいなぁ 。白玉もここは気に入ったようで、わたしのまわりをくるくる廻っていました。

(白玉は楽しい気持ちになると、廻るクセがあります)

 

教頭先生のご厚意で理科室での実験をしている授業も見学させてもらうことができました。

太陽と月と地球の位置関係によって、見える月のかたちが変わるというのをやっていて、宇宙や天体に興味のある白玉は、じぃーっと見ていました。

途中でお兄さん、お姉さんに手を振られて、もじもじしていましたが……(笑)

 

廊下ではわたしと繋いでいた手を自分から離して歩いてみたり、壁に貼っていた魚のポスターを眺めたり、少しずつ慣れてきた様子でした。

教頭先生も「あっ、お母さんから離れて大丈夫になりましたね!だいぶん慣れてきましたね~!」と白玉の変化に喜んでくれていました。

 

帰り際に白玉が気に入っているおもしろい先生にも会えて、しかも白玉のことを覚えていてくれて「また来てくれたんやね!ありがとう!またいつでもおいでー!」と声をかけてくれて、白玉はニコニコしてうれしそうでした(*´︶`*)

 

そして、最初の見学で訪れたときは言われなかったのですが、今回、校長先生から「今度、幼稚園のほうに出向いて白玉くんの園での様子を見せてもらってよろしいでしょうか」と訊ねられたので、「もちろんです」と答えました。

入学前にいろいろ知っておいてもらえるのは、こちらとしてもありがたいことです。

逆にお忙しい中わざわざ時間をとってもらって申し訳ないくらいです💦

 

次に小学校へ行くのは今月末の就学前健診。

小学校に行くのは3度目なので、全然心配していなくて結構気が楽です。

 

入学式前日には、式場に入らせてもらって座る席を確認したりさせてもらえるそうで、そういう配慮もほんとうにありがたい。。

 

わたしたち親子は入学式までにあと何度、小学校に足を運ぶことになるやら(~_~;)

 

 

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