不思議の国の息子くん

小さな宇宙人のような、小さな哲学者のような息子(2012年生まれ)、高機能自閉症の白玉(しらたま)との日々を綴り、詩のようなものも書いています。

たすけてほしいーその後

前記事↓からのその後-。

  

shiratama-hoppe.hatenablog.com

 

 

困っていても気付かれず、助けを得られないことで気持ちが不安定になり、荒れ模様だった白玉ですが、幼稚園で先生が【たすけてほしいですカード】を作ってくれたことで、見違えるほど元気を取り戻し、落ち着いてきました。

 

先週までは、朝からフキゲンでむくれていて、些細なことでよくまぁここまで泣けるわというくらい泣いていたけれど、昨日今日と朝から元気で機嫌よく崩れずに幼稚園に行けました。

 

白玉が崩れないだけで、驚くほどスムーズに事が運ぶ‼ まったく疲れない‼

なんて楽なんだ…‼ ٩(๑′∀ ‵๑)۶•*¨*•.¸¸♪

 

昨日も幼稚園から帰ってくるなり、止まらぬ勢いで園での出来事を話してくれました。

絶好調のときの白玉のおしゃべりはマシンガンです(^-^;

こんな白玉は久しぶりです。

 

そして、「ほら、ママこれ見て!」

と、ポケットから大事そうに取り出したのは【たすけてほしいですカード】でした。

 

ドクターイエローなんだよ」

「水にぬれても大丈夫なの 」

「たすけてくれるからドクターなんだよ」

「でも、救急車でもよかったと白玉は思う」

などと言いながら、嬉しそうにカードを見せてくれました。

そしてまた大事そうにポケットに入れていました。 

 

昨日、担任の先生から電話があり、園での様子を教えて下さいました。

まだドクターイエローのカードを白玉は一度も使っていないので、先生が「ドクターイエローのカード使っていいんだよ」と声をかけると「うん、まだ大丈夫!」とにっこり笑っていたそうです。

 

先生がいつも気にかけていてくれるとわかったこと、

“これがあれば何かあったときでも気付いてもらえる、たすけてもらえる”

という安心感は絶大で、裏返せばそれだけ白玉の不安感が大きかったんだな……。

 

他の人にとって何てことないようなことでも、白玉にとってはものすごくしんどいことだったりする。

 

他の人にとって何てことないようなことが、白玉にとってものすごく大きな支えだったりする。

 

そのことをわかっているつもりでいても、こうやって壁にぶつかって立ち止まるたびに改めて深く実感して、気付かされます。

 

これから小学生になって、ますます白玉は激しい荒波にもまれていくはず……。

そばにいるわたしがわかったような気になって、大事な何かを見落とすことがないように、白玉の心をちゃんと見つめていかなきゃな。。

 

 

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村

にほんブログ村 子育てブログ 発達凸凹育児へ
にほんブログ村