ここのところの白玉は、些細なことで大泣きが頻発で、聴覚過敏もすごくひどくなっていて、かなり荒れ模様でした。
(とくに幼稚園に行く前と帰宅後に荒れる)
毎年、気温差の激しい季節は心身ともに不調になりやすいのですが、いつもの《しんどくて当たり散らす》という荒れ方とは様子が違うので、眠る前のお布団でのリラックスタイムに聞いてみました。
わたし
「幼稚園で何かいやなことがあった?」
白玉
「ない。でも、ちょっとしんどい。」
わたし
「幼稚園しんどい?」
白玉
「……うん」
わたし
「年長さんになってからしんどくなった?」
白玉
「……うん」
わたし
「先生にあまり助けてもらえないから?」
白玉
「うん……助けてくれない」
わたし
「先生にもっと助けてもらいたい?」
白玉
「……うん」
わたし
「どんな時に助けてほしいって思う?」
白玉
「帰りの準備の時とか……転んだときとか」
わたし
「先生に手伝ってください、とかお手当てしてくださいって言ったらどうかな」
白玉
「先生~って呼んでも先生が聞いてくれないの」
白玉は助けを求めたいときや、何かをお願いしたいときに極端に声が小さくなってしまうので、おそらく先生の耳には白玉の声が届いていないのだろうなぁ……。
わたし
「幼稚園はいつもにぎやかだから、小さい声で呼んでも先生には聞こえないんだよ。もっと大きな声で言ってみたらいいと思うよ?」
白玉
「言えない……」
わたし
「じゃあ、先生の近くまで行ってトントンってしてみ?そしたら気づいてくれて“どうしたの?”って聞いてくれると思うよ」
白玉
「でも、先生のまわりにお友達いっぱいいて近づけない……」
オーマイガーッ(*>_<*)
そうだよな。
白玉は人の集まっているところは苦手。
いつもいつでも集団から少し離れた後ろのほうにポツッといるのです。
人を掻き分けて行くなんて、白玉には有り得ないことなのです。
困っているのに困っていることすら伝えられず、誰にも気づかれず、ここ最近の白玉はただただ苦しんでいたのだと思うと、母としてはやはりつらい。。
困っていることがあれば自分から先生やお友だちに話せたら良いのだけれど…それが出来ないから苦しいんだよな…。
次の日、先生とお話するために幼稚園へ足を運びました。
先生は、「最近の白玉くんはお友達のSくんと日に日に親しくなって、以前なら一人で遊んでいることが多かったけれど二人で遊ぶ姿もよく見られるようになって楽しそうに見えていたので、問題なくうまく幼稚園生活を送れているものだと思っていました。
白玉くんがそんなふうに困っていたこと、気づいてあげられずにすみませんでした💦」
とおっしゃっていました。
年少・年中の頃は所構わず、形振り構わず、大泣きしていたので、すぐに先生も「どうしたの?」と声をかけてくれたのでしょう。
ですが、年長さんになってからはパニックの時以外は静かにポロポロと涙を流すだけで、溢れた涙も自分で拭うようになり、後ろのほうで静かに泣いているだけなので、先生が気づけなくても仕方ないのかも。
大泣きする回数が減ったのは良いことなんだけど、おとなしすぎるために先生の目に留まらないというね……。
先生と話した結果、カードを使って助けを求めるという方法でしばらくやってみようと決まりました。
試行錯誤しながら白玉に合うやり方を見つけていけたらいいなと思っています。
年長になり、他の子たちは出来ることも増え幼稚園で難なく過ごせる中、白玉には出来ないことが多々あって、まわりに取り残されることがプレッシャーになり、しんどい気持ちが積み重なってしまったんだな。
【静かでおとなしい】
それは手もかからず、一見なんの問題もないように見えるかもしれません。
だけども、表にあらわれることだけがすべてじゃないから、大事なものほど見えないところにあるから、だから、何も問題がないように見えても心を配っていなきゃいけないなと思います。
先生と話をした翌日、白玉に聞いたら先生はさっそく白玉のために手作りの「たすけてほしいですカード」を作ってきてくれたそうです。
「困ったことがあったら、カードを見せたらたすけてくれるって先生言ってた」
そう話してくれた白玉は笑顔でした (ت)
白玉の憂いがちょっとは和らいだのかな。
カード作戦、うまくいくといいな。