去年の今頃(年中の10月)に発達検査を受けることを決めてからのことを書きます。
保健センターでの検査
どこで検査を受ければいいのかわからなかったので、保健センターに電話をしました。
すると、まずは保健センターで個別相談というかたちでお話しましょうと。
その時は白玉も連れてきてくださいと。
すぐにお話できると思っていたら予約制で、約2週間後に行くことになりました。
当日、白玉の生育歴や現在の困り事、心配事などを一通り話し、それから白玉はわたしの横に座った状態で発達検査を受けました。
ここでは具体的に診断を下すことはないけれど(診断できるのはドクターのみなので)、医療機関に紹介状を書くにあたり、発達度合いをみるということで行われました。
時はすでに11月でした。
初めは「白玉くんの行っている幼稚園はなんていう幼稚園?」「何組さん?」「先生のお名前は?」などの簡単な質問から始まり、すべてしっかり受け答えしていました。
それから、心理士さんがお手本を見せた通りに積木を並べたり、数字の暗唱をしたり、たくさんの絵の中からこれと同じ図形はどれか?という質問に答えたり、簡単な足し算をしたり、白玉はクイズ感覚でものすごく楽しんでいました。
絵を描く課題では、○や△や+はちゃんと描けていたのですが、「白玉くんのお顔を描いて」と言われると少し渋って、画用紙いっぱいに楕円形を描いて「レモン~!」とだけ言って、それ以上描きませんでした💦
白玉はお手本を真似るのは得意だけど、お手本がないと難しく感じるという傾向があって、お絵描きではそれがより顕著になるなぁ……と感じました。
発達指数は122(100が年齢相応)で、知的発達は正常範囲でした。
けれども、実際に困り事や問題は諸々あるわけで、このテストだけですべてがわかるわけではないので、心理士さんに
「白玉くんのことをもっと詳しく聞きたいのですが、後日お母さんだけで来れますか?
どうしても白玉くんの出来ないことや苦手なことについての話がメインになるので、今、白玉くんの目の前でお話すると不安な気持ちにさせてしまうかと思いますので……」
と言われ、1週間後(これも予約)にわたし一人で行きました。
二度目の保健センター
白玉の赤ちゃんの頃から現在に至るまで、細かい部分までじっくり丁寧にお話を聞いてくださいました。
これまでの5年間のことを話ながら、泣いたり悩んだり、癒されたり、幸せを感じたり、毎日毎日アップダウンする感情に自分を見失いそうになったり……そんな一瞬一瞬が鮮明に蘇ってきて、そこへきて心理士さんに
「お母さん、よく頑張ってきたね。本当に大変だったでしょう……」
と言葉をかけられたものだから、不意に涙がこぼれてしまいました。
【あぁ、そうか……わたし頑張ってたんだな】やっとそう思うことを許されたような気がしました。
1時間ほど心理士さんとじっくり話をしました。
心理士さんは話をしながらペンを走らせ、紙面いっぱいにメモをとって、頷いていました。
そして、「白玉くんがいつも幼稚園ではどんな様子なのかを担任の先生に話を伺いたいので、近々、幼稚園にお電話を入れさせて頂きます。それから紹介状を作成します。3週間ほどかかりますが、紹介状が仕上がりましたらご連絡いたします。」
ということで、その日は終わりました。
紹介状を受けとった時すでに12月でした。
紹介状には、先日の発達検査の結果と、幼稚園の先生からの報告(園での様子)、これまでの健診時の記録などが記されていて、2歳半とか3歳半健診で○をつけた【つま先で歩く】も、2歳半の頃の個別相談で話した【癇癪をおこす、腕を噛む、頭を打ち付ける】も書かれていて、こんなに細かく書くんだと驚きました。
やっと検査の順番がきた!
医療機関に予約の電話をして半年待ちと告げられ、順番が近くになったらご連絡しますと言われて「長いな……」と思いながら待ちました。
待っている間に白玉は年長になりました。
5月に入ると「そろそろ連絡くるかな」と、わたしはソワソワしていました。
実際に電話がかかってきたのは6月の半ばで、実際に検査に行く日は7月になりました。
検査を受けたいと申し出てから、実に9ヶ月近く経っていました。
こんなに時間がかかるなんて思っていなかったーー!
連絡があった時に、「当日の所要時間は3~4時間かかります。お子さんの水筒を持参してください。お母さんとお子さんはそれぞれ別室に入って頂き、お子さんが検査している間、お母さんからはお話を伺います」と説明を受けました。
白玉の心の準備
スケジュールを把握していないと不安になって気持ちが乱れる白玉。
初めての場所に抵抗感のある白玉。
わたしと別室で、ひとりで検査を受けられるだろうか?
白玉には早めにスケジュールを伝えました。
あずき
「○日に×××というところへ行ってクイズをするよ。ほけんセンターでやったのと同じようなクイズだよ。
でも、ママは別のお部屋で他の先生とお話をしなくちゃいけないの。クイズが終わったら待ち合い室で会えるからね。」
白玉
「×××ってどこにある?」「ほけんセンターの先生もくる?」「ママもクイズするの?」
「クイズはやくしたーい‼楽しみだなぁー」
母の心配など何のその。
いい感じの反応でした(笑)
長くなってしまったので続きはまた次回にします。
読んでくださってありがとうございます。