不思議の国の息子くん

小さな宇宙人のような、小さな哲学者のような息子(2012年生まれ)、高機能自閉症の白玉(しらたま)との日々を綴り、詩のようなものも書いています。

コミュニケーション力

幼稚園や習い事で子ども同士が集まってわいわいしていても、その輪の中に入っていこうとしない白玉。先生に「おいで」と促されてもチラッと見るだけで、たいてい離れたところで一人で違うことをしています。

(補足: 園での集団行動や習い事でのレッスン中の先生の指示には従いますが、自由遊びの時間やレッスン前の待ち時間でのことです)

それも、寂しそうな感じではなくてマイワールドに入って満足そうな感じ。

 

そんな白玉をわたしはコミュニケーション力が弱いのかと思っていたのですが、これまでの白玉の様子をひとつひとつ思い返すと、それはちがうのかも?と思うようになりました。

 

たとえば、幼稚園の夏祭りに行ったときのこと。

綿菓子を買うために白玉と並んでいると、同じクラスの仲良しのSくんが白玉の後ろにやってきました。

白玉とSくんは、お祭りといういつもとちがう雰囲気の中で会ったせいか(お互いに制服ではなく甚平姿だし)、何となく気恥ずかしそうで、だけど嬉しそうな感じで、言葉を交わすわけでなく変な動きをし合って、二人にしかわからない世界を築いておりました。(笑)

 

よく考えてみると、白玉はこういった言葉を介さないコミュニケーションが好き。

いっしょに空を眺めるとか、いっしょにお散歩するとか、いっしょに歌ったりとか、そういう体感的なものを共有することで繋がる……みたいな。

 

白玉が仲良くなれたお友達はごくわずかだけれど、みんな、物静かでシャイで優しいという見事に白玉と同じタイプ。

その同じタイプのお友達とならたまに会話もするけれど、会話なしでのコミュニケーションも楽しめて、分かり合っている】という感じがするのです。

 

ずっと、みんなと遊ばないのはコミュニケーション力の弱さだと捉えてしまっていたけれど、たぶんそれはわたしの誤解。

白玉は気の合うお友達をしっかり選んで、独特のコミュニケーションで通じるのが性に合っているだけで、自分に合うやり方を選んでいるだけなのだなと今は思うのです。

 

輪の中に入れないのではなく、入らない。

大勢でわいわいするより、気の合う子と心地好く過ごしたいだけ。

 

……それ、わたしも旦那もおんなじだわ!

やっぱり親子。

似ておるようです (๑´ㅂ`๑)

 

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