振り返ってみると、白玉が0歳から3歳半までの頃が精神的に一番きつかったです。
子育てが初めてだったということもあるし、子どもは手がかかるものと思っていたし、手がかかる度合いもわからなかったので、白玉がどんなに音に敏感で、睡眠も浅くて、細切れ睡眠で目の下にクマができるほど眠るのが下手で、癇癪がひどくて、よくわからない要求をしては大泣きして、泣き出したら1時間2時間泣き止まなくて、わたしから片時も離れられなくて抱っこばかりで、
それでも!!
【子どもはそういうもの】
【どのお母さんも同じ道を辿っている】
そう思っていました。
10人いれば10の道があるのに。
でも、児童館や習い事や幼稚園のプレに通うようになり、他の親子と接する機会が増えるにつれ、白玉ほど泣かない、お母さんから離れたりもできる他の子との差が目立ってきて、【うちの子となんかちがう…】と感じることが多くなってきました。
そこで、【わたしって子育てが下手なのでは…?】と思うようになってしまったのです。。
【白玉が眠れないのも癇癪おこすのも、全部わたしのせい】
完全に自分で自分を追い込んでいました。
そうなると、しんどさは増すばかり!
【わたしはなんてダメな母親なんだろう】
【なんでわたしのところに生まれてきたの】
もう半分以上病んでおる。。
だけど、そこで止まっていても何もならない!
試せるものは何でも試しました。
ネンネトレーニング、小児はり、ひやきおうがん、ベビーマッサージ、フラワーエッセンス……
わかってはいましたが、やはりどれも劇的な変化は見られませんでした。
でも、やらないよりはましかなぁ~??という感じではあったかな。。
そして、白玉のような難しい子にどう接していくのが良いのか、どう育てていけば良いのか、ヒントが欲しくていろんな本を集めて読み漁りました。
すごくヒントになったのは、
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この2冊の本でした。
この本を買ったのは白玉が幼稚園に入った3歳頃だったかな。
癇癪を少しでも減らすにはどうしたらいいんだろう??とその手がかりを見つけるためだったのですが、これを読んでわたしの中ですんなりと発達障害という言葉と白玉がリンクしたような気がします。
これを読んだ後、もっと発達障害について知りたくなり、様々な本を読みました。
いつもテーブルの上に置いていたので、旦那も何気なく手にとって読むようになりました。すると、
「あー、これ!これやなぁ~。」
「あー、そうやなぁ~…」
ものすごく腑に落ちた様子でした。
そして、自分も同じ傾向があると気付いた旦那が、白玉の良き理解者になりました。
白玉の「育てにくさ」というよりも「生きにくさ 」に共感せずにはいられなくなったのだと思うのですが、これまで白玉の癇癪や謎の大泣きに誰よりもイライラしていた旦那がとても穏やかに寛容になったのです。
これは本当に嬉しかった!!
今までは、
白玉の癇癪➡旦那苛つく➡わたし余裕がなくなる➡白玉もっと癇癪ひどくなる
と、負のループでしたが、旦那が寛容になったことでわたしの心にも余裕が出来て、白玉に落ち着いて向き合うことが出来るようになり、白玉の癇癪も長引かないようになり、良い対応が出来ることで少しずつ癇癪の度合いが減っていきました。
癇癪を起こしてしまった後も、どうしたら白玉が落ち着けるかを一番に考え対応するようにしているうちに、“ 膝の上で向き合うかたちで顔を胸にうずめる ” それが白玉のクールダウンの定番になりました。
定番のパターンがあると、必ずそれで落ち着いてくれるのでこちらも安心だし、白玉自身も落ち着く方法があるのは安心するようです。
まだ診断も何もついていない頃でしたが、白玉の特性というか、“他の子とは違うところがある” それを認めて受け容れたことで、わたしはへんに自分を追い込むこともなくなり、良い意味で力を抜くことができるようになった気がします。