7歳の息子の白玉は高機能自閉症と診断はついているけれど、こだわりや困り感が周りに対しては表れにくく、定型発達の子と何ら変わりのないように思われがちです。
小学校へ入る前までは癇癪や派手なパニックもありましたが、今はそれすらもなく(静かなパニックはあります)、親のわたしでさえも、白玉が《高機能自閉症》であることを普段忘れてしまいそうなくらいです。
とくに家以外の場でおとなしくなる白玉は、いつも静かでルールを守るし、にこにこしているので、学校でもみんなから「いい子」と言われ、良い評判をもらえたりします。
そんななので、知っている人からは「支援級行かなくても大丈夫じゃない?」と言われることもあります。
だけど、それは本人の困り感が目立ちにくいというだけで、支援なしでやっていけるというものではないとわたしは思っています。
白玉自身は、様々なことでいつもとても困っているからです。
こだわりも他の人を巻き込むものではないだけで、かなり強いものを持っています。
受動型のためか、周りには迷惑をかけないので問題なく見過ごされ、放置されやすいのですが、わからないことをわからないまま過ごし、困っていることを解決できないままで、内心は不安と緊張でいっぱいいっぱいだったりするのです。
何も言ってこないから大丈夫と思われがちだけど、何も言わないのではなく何も言えないのです。
なので、せめて自分からヘルプを出せるようにはしていかないとな…と、練習をしているところなのですが。。
まだ検査を受けていなかった頃、「支援が必要なら適切な支援をしていきたいし、今後を見据えて検査を受けようと思っている」とママ友だちに打ち明けた時、
「白玉くん、みんなとうまくやっていけてるし、考えすぎちゃう?」
「何も問題起こすタイプじゃないし、障がいなんてないんじゃない?」
「心配しすぎやで。大丈夫やって~」
と言ってくれたのは、わたしに気遣ってくれてというのもあるだろうけど、白玉が誰にも迷惑をかけていなかったからだろうなと思っています。
でもね、
「目立った問題行動がない」
=「大丈夫そうに見える」
それって外側の視点なんですよね。
本人がどれだけ困っているか?
本人が何を必要としているか?
本人の立場での視点、そこが見落とされてしまうのですね。
周りに迷惑をかけてしまう子も、本当は自分自身も心の中をうまく表現できずにとても困っているのかもしれない。
ただ迷惑をかけないことを良しとされるのではなく、援助が必要な人が本当に必要とする適切なサポート、フォローが得られることが大切なんだよね…ということを今日は書きたくなりました。
子育てのこと、占星術のこと、大事にしたい心の在り方などを書いています。
資質を知り、持って生まれた宝物を見つけるホロスコープリーディングもやっています。ホロスコープリーディングは、お子さんの性質に応じた適切な関わり方や、すてきなところの伸ばし方などの手がかりを知ることができます。
よかったらぜひのぞいてみてくださいね。
巫かんなぎ 佐倉絽麻
*高機能自閉症のことがよくわかるオススメの本です