不思議の国の息子くん

小さな宇宙人のような、小さな哲学者のような息子(2012年生まれ)、高機能自閉症の白玉(しらたま)との日々を綴り、詩のようなものも書いています。

想像力の凸凹

自閉症の特性として、【想像力が乏しい】というのはよく言われますが、一概にそうとは言い切れないなと思います。

特性には、やはり個人差があるのです。

表れかたも十人十色。

 

 

「想像力」と一口に言っても様々です。

 

  • 他の人の気持ちを想像する力
  • ファンタジーの世界を想像する力
  • 未来を想像する力

 

簡単に別けたらこんな感じでしょうか。

 

ある面では想像力が豊かでも、別の面では想像力が働きにくいなど、いろんな部分を持ち合わせているのは、自閉症の人に限らず、みんなそうなのだと思います。

 

白玉は、一歩先を想像する力は弱いです。

子どもってみんなそういうものかもしれないけど、「今」しか見ていないのですね。

 

常に今! 今! 今!

 

こうしたら、こうなるだろうなって

一歩先のことを考えられない。

ここで立ち上がったら、頭をぶつけるとか💧

ここで急に立ち止まったら、後ろの子とぶつかるとか💧

両手にたくさんの荷物を持っていたら、玄関のドアを開けられないとか💧

ありすぎてキリがない(笑)

 

 

ものすごく慎重で怖がりなくせに、少し先を予想するというのは難しいのはなぜ?

少~し考えてみたらわかるでしょ?

と、白玉に対して不思議に思っていたのだけど、そういうところが自閉症の特性であって、生きづらさでもあるのかなと少しわかってきたように思います。

 

そうかと思えば、白玉は今すぐにはそうならないであろうことを想像して不安になったりすることがあってややこしいんです…(笑)

 

あれは4歳の頃、バスに乗っていると突然

「ママととうたんが死んでしまったら、どうしよう💦」

と、白玉が急にオロオロしだしたんですよね。

なんだか意外で、「えっ、そんなこと考えちゃうのね?」と、びっくりしました。

 

 

それから、想像力か何なのかよくわからないけれど、

「白玉が大人になったら、どの車を買おうかすごく悩んでいるんだよね」と真剣な顔で言ってきたり、「白玉ね、4年生くらいにスマホ買おうと思ってるんだけど、どの機種にしようか迷ってて」と言い出したり、頭の中で勝手に未来設計が進んでいる模様です。

 

人の気持ちを想像する(考える)のは、できたりできなかったり。

その状況によってマチマチです。

 

白玉はイヤなことをされても「いやだ」「やめて」を言うのが苦手なので、「イヤなことをされたら、いやだ、やめてって、はっきり言っていいんだよ」とわたしが促しても、「言えない。だって、そんなこと言われたらかなしい気持ちになるよ」と言うのです。

《相手の子がイヤな気持ちになる》と。

 

 

その一方で、お友達に遊び誘われたときに「えー。遊びたくない。」とバッサリ言ってしまったりするのです💧

それこそ

相手の子がかなしい気持ちになるよ~💧

(そういう場合の断り方を今、少しずつ教えているところです。でも、なかなか伝わらない)

 

そこは経験を積み重ねて習得していくところでもあると思うので、焦らず見守っていこうかな。

 

そして、ファンタジーな世界を想像する力はとても豊かなようで、白玉の描いた絵を学校で見たとき、「ピカソか⁉」 と思ってしまいました(笑)

 

それがこの絵↓


f:id:shiratama_hoppe:20190315105523j:image

 

“想像世界の町にいる動物”を描いたそうです。

独創的というか奇妙というか(笑)

おもしろい絵を描くんだなーと感心したと同時に、白玉の頭の中がどうなってるのか、見てみたくなりました。

 

想像力ってなんだかものすごく奥深い…!!

 

 

 

 

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巫かんなぎ 佐倉絽麻

 

 


 

 

 

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