不思議の国の息子くん

小さな宇宙人のような、小さな哲学者のような息子(2012年生まれ)、高機能自閉症の白玉(しらたま)との日々を綴り、詩のようなものも書いています。

生まれたばかりの頃からすでに

出産後は母子同室で、生んだその日から同じ部屋で過ごすことになるはずでした。

しかし、白玉は黄疸が出ていて、保育器の中で光線治療を受けていたので、しばらくは離ればなれの入院生活でした。

アイマスクをして保育器に横たわる生まれたばかりの小さな我が子をガラス越しで眺め、黄疸が治ることを願うばかりでした。

2日後、黄疸の数値が下がってようやく同じ部屋で過ごせることになり、ホッとしたのも束の間、白玉とのハードな入院生活に早くもヘロヘロになるのでした。

とにかく泣く‼

オムツがきれいでもダメ。
抱っこしてもダメ。
お乳を飲ませてもダメ。
何が気に入らないのかわからない。
大げさじゃなく、白玉は寝ている時以外ず~っと泣いていました。

同じ部屋の他の赤ちゃん二人は泣いてもすぐ泣き止むし、泣き声も静かだし、夜もたまに泣いてもお乳を飲んだらまたすぐに眠るし、
同じ新生児なのに白玉とは全然違う……‼(・・;)


白玉は病室では絶対に眠ってくれませんでした。
隣にある授乳室でお乳を飲むとスースー寝始めるので、そのまま抱っこでそぉーっと授乳室を出て……部屋に入った途端に……泣き出す‼

夜中に響き渡る大音量の泣き声。。
眠っている同室のママ&赤ちゃんの迷惑になるので、いつまでも泣かせておくわけにいかず即授乳室へ引き返すと、おとなしく眠る。。


しばらく授乳室で抱っこ。
→起きない
→大丈夫と確信
→部屋に戻る
泣く‼(なんでぇーー⁉)
→授乳室に戻って抱っこ
→寝る
→部屋に戻る
泣く‼(なんでやねーん‼)


これを5~6回繰り返し、ベッドで眠ることを諦めました…(T^T)
授乳室のソファで白玉を抱き抱えたまま、座って寝ていました。

見兼ねた助産師さんが、「赤ちゃん、こっちで預かるから、ベッドで寝ておいで」と言ってくれたおかげで、何とか体力を持ちこたえました。

1週間の入院期間中ずっとそんな感じで、白玉と同じ部屋でゆっくり休むということは不可能で、ほとんどの時間を授乳室で抱っこして過ごしていました。


家に帰ったら、少しは落ち着くのかな……??
退院後のことを考えると、楽しみなような不安なような複雑な気持ちでした。



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