療育を受けるにいたるまで
診断後、やることは多い
白玉は診断がついたのが年長さんの夏。
それからは小学校に向けて、支援級にするのか普通級にするのかなどを考え、学校見学へ行ったりサポートブックの作り方を勉強しているうちに時間はどんどん過ぎてゆきました。
12月の末、冬休みに園のお友だちと親子で遊んだ時に、小学校入学の話になり、白玉が高機能自閉症であることをカミングアウトしたところ、Sちゃんのお母さんが「実はうちもなの」と打ち明けてくれたんです。
Sちゃんはしっかり者の女の子で、年少の頃から白玉のこともよく助けてくれていたので、わたしはまったく気づかなかったので驚きました。
高機能自閉症は、ほんとまわりからは気づきにくいんだな。
まわりを困らせることは少なくて 、たいてい本人が困っているだけ
ということが多いから……。
療育を知る
そこで、Sちゃんのお母さんに「療育は行ってるの?」と聞かれ、行っていないことを伝えると、Sちゃんの行っている療育のことを話してくれました。
わたしは白玉が診断を受けたとき、病院の先生から療育の話をされたこともなかったし、知り合いに発達障害に詳しい人もいなかったし、診断ついて半年で小学校の情報を集めるのに忙しく、療育の情報にまで辿り着いていなかったのです。
だから、Sちゃんのお母さんに話を聞かせてもらってほんとにありがたかった!
「1月に説明会があるから、もし療育考えてるなら行ってみて」
そう教えてもらって、説明会に行ったのです。
ちょうど1年前の今頃でした。
療育の門は狭い!
説明会には50名~60名ほど来ていたと思います。
2時間近くにわたって説明をしてくださって、療育のことをまったく知らなかったわたしにも、わかりやすかったです。
子どもだけではなく、親も支援の仕方を学んでいくというので「わたしの求めていたものはこれだ!」と思いました。
ここで療育を受けたい!
切に思いました。
ただ、申し込む人が募集の定員を上回ると抽選になるとのこと。
どう見ても定員数以上の人が説明会に参加していました。
申し込めば誰でも通えるわけではないのだと、厳しい現実を目の当たりにしたのです。
もっと早くから動いていた人たちは、複数の療育に申し込んだり、他の療育にもすでに通っているという方もいらっしゃいました。
完全に遅れをとってしまった💦
「どうかここに通えますように…」祈る思いで申込みました。
申込みはお早めに
その後、もしここがダメだった時のことを考えて他の療育も探してみたのですが、家の近くに療育の場が少ないのと、やっと見つけてもすでに募集〆切になっていたり……。
しかも、ホームページからは療育の内容がまったく見えないとか、どんな施設かもわからないことが多くて、情報が本当に掴めないんです。
もっと早くに診断ついていたら、幼稚園のお母さんたちとも早くから情報交換出来たのにな。
うちの近辺ではだいたい療育の新規募集は秋頃から始まり、1月頃にはほぼ終了している所が多いようです。
春から通わせたいと思っていて、春に申し込むのでは間に合わないのですね。
随時募集という所もたまにあるようですが、少ないかも?
通知が来た!
そして、後日。
申し込んでいた療育から通知が来ました!
小学1年生の4月から、1年間通えることになったのです。
とりあえずホッとしました。
療育を受けるにあたって、通所受給者証というものを役所にもらいに行ったり、書類を準備したり、小学校の入学準備と合わせてやることが盛り沢山でした。
今、その時を振り返っても忙しかったことしか記憶になく、白玉の幼稚園最後のほうを思い出せない始末……(笑)
しかし、療育を受けることがこんなにも難しいだなんて。競争率高すぎ💦
どんどん増えていく需要に対して、供給が追い付いていないんですよね。
今後は行政も民間ももっと福祉に力を入れていかないといけないですね。
次回は療育に通ってよかったことを書いていこうと思います。
お読み頂きありがとうございました*