就学相談に行ってきた
就学相談とは
来年度の4月に小学校に入学するこどもで、心身の発達などに心配や不安があり、学校生活において教育的な配慮を必要としているこどもの保護者を対象に教育委員会によって行われています。
わたしの住んでいる地域では、
年長になってすぐに就学相談の受付があり、園を通して申し込みます。
白玉がもうすぐ年中も終わりという今年の2月―発達検査の順番待ちをしていた頃―に、担任の先生から「年長になると就学相談というのがあるんですけれど……」とお話があって、その場で「ぜひ申し込みたいです」と伝えました。
「じゃあ、年長での担任の先生に引き継ぎでお話しておきますね」と言ってくださって、その後、園のほうから申し込みをしてくれていました。
今年6月
「お子さまの園での様子を○日に見学に行くので、なるべくお休みしないようにしてください」というプリント(教育委員会からの)を渡されました。
お休みせずに行かせることができましたが、どんなふうに見学されて、どのように感じられたのかは伝えられませんでした。
今年9月
「10月○日△時より面談を行います。」
と書かれたプリントと、相談シートという用紙をもらいました。
相談シートは、診断名、生育歴、家庭環境、相談したいこと等を保護者が記入し、面談の時に教育委員会の人に渡すもので、どう書いていいのやら散々悩み、やっと書き終えたのは面談の3日前でした💦
【生育歴】を書く欄は、かなり狭かったので要点だけかいつまんで
○年○月、癇癪と頭の打ち付け等がひどく保健センターで発達相談を受ける
○年○月、発達検査を受けるため保健センターで個別相談
○年○月、△△医療センターにて発達検査、確定診断を受ける
【相談したいこと】には
・年度の途中でも支援級から普通級に籍を移せるのか知りたいです。
・交流級で授業を受けるときに補助の先生に付いて頂くことは可能ですか?
ということを書きました。
今年10月面談当日
面談の日、約束の時間の5分前に着いたのですが、扉が閉まっていて《面談中》の札が掛かっていたので、扉の前に用意されていた椅子に座って待ちました。
しばらくすると面談が終わって出てきたのが同じクラスの女の子のお母さんで、びっくりしました。
その女の子のことをすごくしっかりした子だなぁ~と常々思っていたので……。
だけども、まわりから見ているだけではわからないことがあるんですよね。
実際には家族にしかわからない悩みがあったり、他の保護者の目には映らない部分で困っていることがあったり……。
白玉もそうなのですが、まわりからはよく「いつも静かにできておりこうさんだよね~。白玉くんは何の心配もないよね~。うらやましいわ~。」なんて言われることが多いです。
「いやいや、ちがうんだよ。こんなこんなでね、結構困っているんだよ。」と言っても、「大丈夫だよー!」とか、「それくらい小学校に入ったらすぐ出来るようになるよー。」と言われるばかりで、傍目には困り感が伝わりにくいということもありますからね。
みんないろいろ抱えて生きているのだな。。
面談は意外と和やか
中に通されて入るとテーブルの向こうに教育委員会の人が二人いて、面談はわたしと3人で行われました。
《教育委員会》なんて聞くと、もっと堅苦しい雰囲気なのかと勝手なイメージを抱いていたけれど、とても優しくて柔らかい感じの人で和やかな雰囲気で面談は進みました。
まず、相談シートと参考資料(診断結果など)を見てもらい、白玉がどんな子どもなのかを伝えました。
就学についての心配事を聞かれたので答えると、親身に「こういう場合はこうしていくといいですよ」「このようなサポートは受けられますよ」というような話をしてくださいました。
そして、支援級や通級について詳しく説明してくださって、疑問に思ったことなどもわかりやすく教えてもらえました。
教育委員会の面談は、普段なかなか聞くことのできない支援級などのことを知れるありがたい機会だと思いました。
もっと事務的な感じで進むのかと思っていましたが、とても親身で、何より子どもを第一に考えることが大切という同じ気持ちで話ができたのでよかったです。
「学校の先生たちもそうであればいいな」
と心から願います。
白玉の場合、おもな選択肢としては
- 学区内の小学校の普通級
- 学区内の小学校の支援級(情緒級)
- 学区内の小学校の普通級に在籍し、
週1回放課後に通級クラスに通う
このいずれかになるのですが、保護者側の意向でほぼ決まるのだそうです。
うちの場合は、白玉の聴覚過敏のことを考えるとやっばり支援級に籍を置くのがベストと考えています。
情緒級では苦手な科目を本人のペースに合わせて取り組める他、ソーシャルスキルを学ぶ時間もあるそうなので、白玉にとってプラスになるような気がします。
就学相談が終わり、まだまだ先だと思っていた小学校入学がもう本当に間近なんだと実感して、何やら気分がそわそわしてきました。