不思議の国の息子くん

小さな宇宙人のような、小さな哲学者のような息子(2012年生まれ)、高機能自閉症の白玉(しらたま)との日々を綴り、詩のようなものも書いています。

思いもよらぬことで困っている【ジャンパー編】

最近寒くなってきたので、幼稚園に行くとき園指定のジャンパーを着せていたのですが、

「これ着ないとだめ?」

と、なんだか曇った表情を見せる白玉さん。

「だめではないけど、体が冷えると風邪ひくから着たほうがいいと思うよ」

とわたしが言うと、

今にも泣き出しそうな顔で、

「ジャンパー着たくない……。幼稚園から帰るとき、いつジャンパー着たらいいかわかんない……。」と。

 

「へっ…??(ಠิ౪ಠิ*)」

うーん…わたしには白玉の言いたいことがちょっとよくわかりません💦

「バスに乗る前に着ればいいでしょ。」

とわたしが言っても

「わかんないの!」半べその白玉さん。

「じゃあ、帰りはジャンパー着ないでカバンに入れて持って帰っておいで」

と言ってみても、

「カバンに入れるのがむずかしいからジャンパーいらない……!」と。

 

あんまりしつこく話してもこじれるだけだし、バスに乗り遅れてしまうので、「じゃあジャンパーなしで行こう」という結論に。

 

白玉はわたしが思いもよらぬようなことで困っていたり、悩んでいたりするので、何に困っているのか気をつけて見ているつもりでも、なかなか気づいてあげられないんですよね💦

 

 年少の時も年中の時もジャンパー着て行ってたし、帰りに着ない時はカバンに入れて持って帰ってたのに、年長になってどうしたのだろう……??

 

あ!もしかしたら……!

帰りのバスに乗るまで時間が結構あって、園児たちは園庭や保育室で遊びながら待っているのですが、バスに乗るときは先生が誘導してくれるのです。

そのとき、「はい、みんな荷物持って水筒持って並びましょう~」と言ってくれるタイミングでジャンパーを着れば良いのだろうけど、

先生にジャンパーを着てね~」と言ってもらわないと着られないのかも……。

あぁ~たぶんそうです。今気づきました。

 

年少や年中の頃は先生が帰り仕度もあれこれお手伝いしてくれて困らずにこれたけれども、「年長さんだから言わなくてもできる」と思われているのかも。

担任の先生には白玉が高機能自閉症だということも特性のことなんかもお話しているので、個別で声かけしてもらったり細かい配慮をして頂いているのですが、バス待ちの時は別の先生なので仕方がないのですが。。

 

自分で状況見て判断するのが難しい白玉ですが、年齢が上がるにつれて日常のいろんな場面でハードルが上がっていくのでしょうね。 

 

 とりあえず、ジャンパーの件に関しては、

「たとえ先生が言ってなくても、荷物を持つときにジャンパー着ればいいんだよ」と言えば白玉に伝わるでしょうか…??

このまま卒園までジャンパーの出番がこなかったらちょっとさびしい。。

結構高かったのよ~💦

ま、そんな母の思いは置いといて。

 

思いもよらぬことで困っている我が子の心に寄り添うために、想像力と推察力を豊かに拡げて磨いてゆきたいと母は思うのでした。  

 

 

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